こんにちは。鯖江市の歯医者かたぎり歯科クリニック院長片桐健史です。
夏も真っ只中となり暑さも日に日に増していますが体調はいかがでしょうか?
今回は大人だからこそなってしまいがちな虫歯についてご紹介したいと思います。
加齢や歯周病が弱点を作る根っこにあらわれる根面虫歯
これは簡単に言えば歯の根にできる虫歯のこと。
加齢や歯周病によって歯茎が少しずつ下がると、本来隠れていた歯の根があらわになります。
この歯の根の表面を覆っているのはセメント質と言う組織。
セメント質は歯の上部分を守るエナメル質と違い、薄く柔らかいためしっかりとケアをしないといとも簡単に虫歯になってしまいます。
また歯の神経を取り囲む象牙質は年齢とともに厚くなります。
すると、もし根面虫歯になっても痛みを感じにくく、気付くのが遅れて虫歯が進行してしまうのです。
治療したのに虫歯になる!?
密かに進行する二次虫歯
いちど詰め物や被せ物で治療したところは、もう安心と考えてしまいがちなのですが、実はとても注意が必要なのです。
むしろ、治療のために歯自体が削られているわけですから健康な歯よりもデリケート。
しかも、詰め物等はいくら精度が高く、強力に接着されていたとしても、日々のお食事などでどうしても隙間や段差ができてしまいます。
こうした隙間から細菌が入り込み、治療したにもかかわらず再び虫歯になる
これが二次虫歯です。
さらに、もし治療の時に歯の神経をとってしまっていると、痛みを感じにくく、気づいたときには相当進行していると言うことも。
これらを防ぐには、
①正しいケア
②定期的な歯科医院でのチェック
以外に方法はありません。
定期的にご来院いただきますと、虫歯はもちろん、歯茎下りの原因にもなる歯周病も防ぐことができますのでぜひお勧めいたします。